2020/05/07 21:21
この模様の植物は丸い葉のタチツボスミレです。
日本で見られる一般的な品種の1つで、淡い紫色の花びらをしています。
日本はスミレの野生種の宝庫、数十種類もあるそうです。
山間部の道ばたから都会まで、北海道から屋久島まで広く分布。
在来種。
そんなスミレ、春の草として 古くから短歌や俳句にもたくさん歌われています。
(春の季語)
春の野にすみれ摘みにと来しわれそ野をなつかしみ一夜寝にける /山部赤人 (万葉集)
遠山の峯曇り居る菫哉 /内田百間
山路来て何やらゆかし菫草 /芭蕉
見付たる菫の花や夕明り /夏目漱石
スミレには色ごとに違った花言葉があります。
紫色:誠実/真実の愛/ささやかな幸せ
白色:誠実/謙遜/あどけない恋/無邪気な恋
黄色:慎ましい幸福/牧歌的な喜び
ピンク色:愛/希望
スミレは、主に3~5月に花が咲く春の花ですが中には、10月から咲く品種もあります。